「お客様は神様」の由来は、その発祥と言われる三波春夫氏のWikipediaの記事に以下のように書かれている。「舞台に立つときは敬虔な心で神に手を合わせた時と同様に心を昇華しなければ、真実の芸はできない」「いかに大衆の心を掴む努力をしなければいけないか、お客様をいかに喜ばせなければいけないかを考えていなくてはなりません。お金を払い、楽しみを求めて、ご入場なさるお客様に、その代償を持ち帰っていただかなければならない。」「お客様は、その意味で、絶対者の集まりなのです。天と地との間に、絶対者と呼べるもの、それは『神』であると私は教えられている。」だからこれは表現者(つまり供給側)としての心構えを表した言葉であり、断じて消費者自身が盾にとってよい言葉ではない。後年、三波氏自身もそのことは明確にしている。