おれのコレクションの考え方では、ひとつの棚の中で完結しないといけない。あるひとにとっては、それが一部屋であるとか、一物件ということもあろうが、とにかく、有限のなかで、取捨選択していき、コレクションを構築すべき。コレクションは「傑作コレクション」であって、「○○大全」じゃだめ。そして、おれは素寒貧なので、集められるものにも限度がある。だからこそ、あえて棚ひとつのなかに限定する。本人にとって持て余す場所は、ものが入るだけなので、出ることはなく、結果汚れる。ぎりぎり足りないくらいの広さ、大きさがちょうどいい。