to不定詞 = to 原型不定詞
on不定詞 = on 原型不定詞
というのは極論ですが、動詞をそのまま 名詞にしたり、名詞をそのまま動詞にしたりする用法の生産性が高いのが英語の特徴の一つだと思っています。
RE: https://gnusocial.jp/object/note/3479507
Conversation
Notices
-
ゆりは (yuriha@misskey-square.net)'s status on Thursday, 13-Jul-2023 16:49:18 JST ゆりは -
GNU social JP管理人 (gnusocialjp@gnusocial.jp)'s status on Thursday, 13-Jul-2023 16:49:18 JST GNU social JP管理人 @yuriha 不定詞はto不定詞と原型不定詞の2種類の文法があるそうです。
https://www.k-wam.jp/wamken/39446/
「on+限定不定詞」は、英語の文法として許容されているのですか?この使い方を私は知らないのですけど、私が知らないだけで一般的なのですか?
to不定詞なら理解できます。原形不定詞はSVOCの使役動詞( let、make、haveなど)や知覚動詞(hear、feel、seeなど)に用途が限定されます。これ以外で使っていいのですか?
have is have. とか、いきなり、主語のところに原形不定詞をもってきて、文法として成立するのですか?構文エラーにならないのですか? -
GNU social JP管理人 (gnusocialjp@gnusocial.jp)'s status on Thursday, 13-Jul-2023 19:29:25 JST GNU social JP管理人 @yuriha ああ、やっぱり非標準ですよね。調べてもこの用例が見当たらなかったので心配になりました。
1.「比較的許容度が高い部類に入るのかな、という趣旨の発言です。」。 喧嘩したいわけではないのですけど、これってあなたの感想ですよね?何かデータありますか?
2. これが通るなら、on以外の任意の前置詞+原形不定詞も、世間一般的に通用すると思いますか?onだけならonだけが例外扱いされる理由は?
3. 前置詞なんだから動名詞にすればいいだけなのに、それはだめなんですか?今更わざわざ新しく文法を追加する必要あるのですか?to不定詞とto動名詞はそれぞれ意味が変わるので、これは例外的にto不定詞が必要なんだと思います。 -
ゆりは (yuriha@misskey-square.net)'s status on Thursday, 13-Jul-2023 19:29:26 JST ゆりは @gnusocialjp@gnusocial.jp もちろん、on + 原型不定詞というのは非標準的な用法だと思います。ただ、to不定詞が to + 原型不定詞から発展してきた歴史を踏まえると、前置詞に動詞の原形をつなげる表現は、比較的許容度が高い部類に入るのかな、という趣旨の発言です。(言語は自然に存在するものであり、文法規則(という言語に関する仮説)は用例に適合するように作られるべきだという立場です。単なる誤りは相手にすべきではないですが、少なくない話者が「間違ってもいない」と思う表現については、その理由を考えていきたいと思います)
GNU social JP管理人 likes this. -
ゆりは (yuriha@misskey-square.net)'s status on Friday, 14-Jul-2023 00:11:07 JST ゆりは @gnusocialjp@gnusocial.jp
1. 私の感想です。私は「事実未満の直観・内省」「作品未満のモチーフ」を共有する場所としてSNSを良く使っています。その直観、根本的に間違っているのでは?という指摘も歓迎です。
2. 例えば of + 原型不定詞というのは想像し難いですが、「イベントとイベントがどう繋がっているのか」を積極的に表現できる前置詞の場合は通用する可能性がある(慣用表現が生じてくる可能性がある)のではないかと思います。
3. 動名詞だと俯瞰的・抽象的になってしまって、表現したいニュアンスを言い表せないかと思います。動名詞は動作の概念を名詞的に指し示すのに対し、原型不定詞はある具体的な動作の遂行という事件そのものを指す働きがあるので。(参考:https://journals.openedition.org/anglophonia/775)
『「接続した!」に対して〇〇する。』と『「接続すること」に対して〇〇する。』の違いといえばよいでしょうか。
別の用例として、on demand publishing の demand も、漠然とした「需要」を指しているのではなく、theも使わずに「具体的な注文を受けました!」を指しているので、名詞というより原型不定詞としての性質が強いのかなと思います。 -
GNU social JP管理人 (gnusocialjp@gnusocial.jp)'s status on Friday, 14-Jul-2023 00:11:07 JST GNU social JP管理人 @yuriha
1. データがないならOKです。個人の感想は自由ですが、客観性、根拠としては欠けますので。
2. 世間一般的に通用するのか?という質問なので、可能性の話は大丈夫です。ほとんど誰も使っていなくて、意味が通用しない (最悪誤解される) ならば、意思疎通手段として問題なので。
3. 原型に基本的にingがついただけの動名詞になっただけで、俯瞰的・抽象的になるということと、接続した!とすることの例の違いも私にはあまり理解できませんでした。時制や意味が変わるわけではないと思います。私の感想ですが、そんなに重要な違いに思いません。to不定詞とto動名詞は意味が変わります。「今更わざわざ新しく文法を追加する必要あるのですか?」の答えには不十分に思います。
on demandなら漠然とした需要に私は思いますけど、demandを需要の意味で使う場合、不可算名詞なので、冠詞はそもそもあってはいけませんよね。
「on+動詞が英文法として正しいという根拠はない」というのが、あなたの回答の結論として私は解釈しました。ご回答ありがとうございました。 -
ゆりは (yuriha@misskey-square.net)'s status on Friday, 14-Jul-2023 01:36:09 JST ゆりは @gnusocialjp@gnusocial.jp
2. 言葉を整った考えを伝える道具として使う人にとっては、有名な文法書やスタイルマニュアルが推薦する表現や、想定読者が慣れ親しんでいる慣用表現を使う、というスタンスが好ましいですね。
3. 文法を付け加える必要があるか?については、文法は誰かがコントロールするものではありません。(ある文章が文法に即しているかどうかはインフォーマントと呼ばれる被験者が判断し、文法学者は判断しないのが正式なやり方です。)いかに不合理な文法であろうとも、もし実際に使われているのなら、文法に付け加えなければそれは不完全な文法理論になってしまいます。
言語学者は、話者たちが感じているはずの微妙な違いを自分たちが聞きこぼすことを危惧しています。V-ing と原型不定詞の意味の違いについては、私の感想ではなく、先程のリンク先の論文にも書かれているように文法理論では一般的な見解と思います。(大学の講義でそのような議論をどこかで聞いた覚えがあったので、とりあえず言及をしている論文の例を調べて示したところです)一見重要ではない違いに着目することで、人間の認識の枠組みが明らかにされていく…というのは言語学者の夢の一つですが、文法を考えている人は「良い意志疎通手段を作るには?」とは全然違うことを考えていることを知っていただけると幸いです。GNU social JP管理人 likes this.
-