RAIDには大きく以下の種類がある
A. ソフトウェアRAID(OSによる機能)
B. ソフトウェアRAID(チップセット内蔵RAIDなど、オンボードRAID)
C. ハードウェアRAID(専用のプロセッサーと専用キャッシュによる機能)
D. ZFSのRAID機能(ファイルシステムのソフトウェアRAID機能:RAID-Z)
●Aの長所
・安く簡単に構築できる
・ハードウェアを選ばない。マザボが壊れても他のハードウェアから識別できる。
●欠点
・Cドライブを冗長化できない
・RAID計算にマシンのリソースを持っていかれる
・RAIDのドライバを入れないと識別もブートもできない
●Bの長所
・安く簡単に構築できる
●欠点
・RAID計算にマシンのリソースを持っていかれる
・RAIDのドライバを入れないと識別もブートもできない
・RAID用にフォーマットしたディスクは、直接または他のRAIDシステムからは読めない。RAIDハードウェアが故障した場合、同じハードウェアを準備する必要がある。
●Cの長所
・マシン側でRAID計算が不要で、高速である
・ドライバが不要である。ストレージプールから切り出した論理ドライブがマシン側からはHDDとして認識されるため、OSにRAIDコントローラーのドライバを入れなくても識別・ブートできる。
・キャッシュバッテリーを搭載している場合は、より高速なWrite Back方式を利用できる事(RAIDキャッシュへの書込みをもって書込み完了とする。RAIDは任意のタイミングでキャッシュからHDDに書き込む。不意の電源断があった場合はキャッシュバッテリーによりデータを保持する。
・高度な機能を持っていて管理しやすいモデルも存在する
●欠点
・高価
・RAID用にフォーマットしたディスクは、直接または他のRAIDシステムからは読めない。RAIDハードウェアが故障した場合、同じハードウェアを準備する必要がある。
●Dの長所
・一般のソフトウェアRAIDに比べて高速である
・専用ハードウェア不要で、Aと違いシステムパーティションも冗長化できる
●欠点
・CPUへの負荷が高い
・メモリ要求量が多い
・ZFSが使えるOSでしか使えない(BSD系。Linux系でも移植版が使える)
QNAPの新しいOSではRAIDZを使用している模様。
#PC #RAID #NAS #ストレージ #HDD
Conversation
Notices
-
karintou@misskey.nukumori-sky.net's status on Tuesday, 20-Aug-2024 19:13:26 JST karintou - PYU(ぬくもりすきー管理人) likes this.